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私には障害があり、転職活動も上手くいきません…どうしたら良いのでしょうか。

不安です

就職活動を行っている途中なのですが、これ以上就職活動を続けていくのが辛くなってしまったため、相談をさせて頂ければと思います。
詳しいことは伏せさせていただきたいのですが、私は体に障害を持っています。
と言っても、外見から判断ができるような障害ではなく、日常的な動作についてもそれほど問題があるわけではありません。
ただ、やはり障害がある、ということは黙って就職活動を行うべきではないと思い、就職面接の際には必ず自分が障害を持っている、ということについて素直に話をするようにしています。

……のですが、やはり障害が有るという話をすると、面接官の方の表情が曇るような気がしてなりません。
実際、現在数十社以上の面接を受けましたが、まだ内定を頂くことはできておらず、このままでは大学を卒業後に無職になってしまいます。
私はどうすれば良いのでしょうか……?
横並びに座った面接官

悲観的になりすぎないで

普段は会社で人事の仕事をしている者です。
障害があるということで、恐らくこれまでの人生の中でも苦労をなさったことが多いのでしょう、そのために、やはり自分の人生や自分の能力について、ネガティブに考えてしまうことが多いのではないでしょうか。

業務に関係があることであればともかく、日常的な業務に関係がないような障害が有るからといって、採用担当として差別をすることはあまりありません。
少なくとも、私の周囲で人事に関わっている人で、「障害」だけを理由にして採用を行わない、というようなことはないと言っても良いでしょう。
しかし、やはりそういった人に共通しているのが「自信」のなさです。
心中はお察しいたしますし、努力もなさっていることと思います、しかしやはり、業務の内容によっては「自分を強く持てる人」の方が望ましいと思ってしまうこともまた事実です。

ある意味では、これも障害によって就職を断れていると感じてしまうことなのかもしれません。
しかし、「障害者に対する差別」というのは、就職に於いてはそれほど大きなものではない、ということは、どうか覚えておいて欲しいと思います。
悲観的になりすぎて、障害者であること自体を呪うべきではありません、そうすることが、より一層自分を小さく、弱い存在に見せることに繋がってしまいます。

かと言って、無理に頑張るべきだ、と言っているわけではありません。
就職活動は常に一人で頑張らなければならないものではない、ということは覚えておいて下さい。
卒業後に無職になることを心配されているかと思いますが、今の御時世、新卒で就職が出来ないという人はそれほど少ないわけではありません。
「自分が特殊で、劣っている」とは考えないようにしましょう、それがきっと採用への道を繋いでくれるはずです。