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管理職を打診されましたが私ができるのか不安です

Q.管理職になってほしいと言われましたが務まるのか不安です

上司に呼び出されて、女性の管理職を増やしたいと考えているため管理職として働いてほしいと言われました。
今まで管理職として働く自分を想像したことがなかったですし、結婚して1年目で出産も考えているので受け入れるかどうか悩んでいます。
管理職となると部下をマネジメントしないといけないので、自分にできるのか不安がないという点もあります。
どうしたら良いでしょうか?

A.管理職の大変さだけでなくメリットを考えてみましょう

管理職に急になるというのは、確かに責任の大きさや他の人との関係で不安を覚えるのは無理もないことです。
特に結婚たばかりということで、プライベートの変化も大きいので余計に不安感があるかと思います。
しかし、そうしたデメリットや自分が持つ不安要素だけでに目を留めるのではなく、メリットについても考えてバランスよく比較してみることをおすすめします。

管理職になると、当然今までの一般社員としての働き方とは違う業務をします。
こうした業務は企業や部署によって違うので、まずは自分の会社で管理職がどんな仕事をしているかチェックしてみましょう。
そうした仕事内容を見ていると、やりがいのありそうな仕事や、自分にとって興味がある業務を発見できるかもしれません。
管理職という肩書ではなくその仕事の内容に注目して考えると、不安感よりもやりたいことが見つかる喜びが湧いてくるでしょう。

また、管理職になることで自分が成長できるというメリットも考えると良いです。
同じ仕事でも全体を俯瞰的に見るようになりますし、チームという立場からメンバーを見るようになります。
その結果、より広い視野で物事を考えたり、判断力を身に着けたりできるはずです。

そして、管理職になると取引先にしろ社内にしろ、よりたくさんの人との付き合いが出てくるものです。
人間関係を広げて多くの人と知り合いになれる機会を持てます。
こうした人間関係は将来につながる貴重な資産ですし、もしかすると子育てなどによって仕事を辞めることになっても続く関係を築けるかもしれません。

単純に管理職になることで収入が上がるのもメリットでしょう。
管理職手当などが付きますので、家計を助けることになります。
ただし、管理職に就いている人や残業手当が付かなくなるといったルールを設けている会社があるのも事実です。
そのため、事前に管理職になることで給与体系がどうなるのかを確認しておいた方が良いでしょう。

管理職になると責任が増すのは事実です。
しかし、それは自分が高く評価されていること、信頼できる人だと見られている証拠でもあります。
今までの仕事ぶりや人となりが評価されている結果なのです。
そうした点を考えるとやりがいを感じられるでしょう。