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その場にいない人の悪口をいう同僚がいます

Q.陰で人の悪口をいう同僚がいて社内環境が悪いのですがどうしたら良いでしょうか?

職場の雰囲気が最悪です。
表面上はなんともないように振る舞っているのですが、当人がいなくなるとすぐに悪口を言う人がいるのです。
ネガティブなことばかり聞かされるので、だんだん疲れてきてしまいますし、職場の人を信頼できなくなりそうです。
こんな時はどうするのが一番良いのでしょうか?

A.他人は変えられないのでその人と距離を取りましょう

自分では他の人のことをできるだけ良く見ようと思っていても、粗探しばかりして陰口を叩くことしかしない人がいるものです。
しかも、本人がいる時とそうでない時の差が激しくて、人間不信に陥ってしまうかもしれません。
自分も嫌なことを聞かされると、精神的に負担になるものです。

こんな時に避けた方が良いのが、聞き流しているつもりです。
波風を立てないために、悪口を言っている人の話を聞きつつも、心の中ではそんなことはないと思っているので、「聞き流しておこう」と考えるのです。
しかし、自分では聞き流しているつもりでも、心にネガティブな影響が残りますので、結局に精神的にダメージを受けます。
そして陰口を言う人も、この人なら聞いてくれると思ってしまいますので、その後も悪口を言い続ける悪循環に陥ることになるのです。

といっても、あからさまにその人に反発しても意味がありません。
というのも、そんな形で陰口を叩く人は何か論理的な思考で話しているのではなく、その人に染みついたネガティブな思考パターンのせいなのです。
指摘されてすぐに直るものではなく、かえってその陰口の矛先が自分に向いてしまうだけかもしれません。

そこで、悪口を言う人からできるだけ物理的に距離を取るのが一番です。
その人が近づいてきたらその場を離れたり、悪口を言い始めたらトイレに行くなどして、できるだけその人の会話が耳に入ってこないようにするのです。
また、仕事に集中しているので聞けないという態度を示します。

仕事場の事情が許すなら、イヤホンを着けて聞かないようにすることもできるでしょう。
少なくても、その人の方に顔を向けて話を聞いているという姿勢を示すのはやめましょう。
面と向かって直接言うことはないにしても、態度で話を聞かないということをやんわりと示すわけです。

こうした対策を取った方が良いのは、簡単に他人を変えることはできないという現実があるからです。
こうした意識がないと、「なんでこの人はこんなことばかり言うのだろう、直した方がいい」という思いになって、モヤモヤが晴れることはありません。
しかし、良い意味でその人のことを諦め、その人に何かを求めるのではなく、自分がその場から離れるようにするしかないと考えるのです。
割り切った気持ちになれるので、蓄積される精神的ダメージも軽減するはずです。