Q.仕事が遅くて周りに迷惑をかけてばかりいるので、どうにかしたいです
自分では一生懸命仕事をしているつもりなのですが、上司からは仕事が遅いと言われてしまうことがよくあります。
確かに、私の仕事が終わらないので周りの人が終わるまで待機していることもありますし、見かねて助けてくれるということもよくあります。
もっと仕事をテキパキとできるようになりたいと思っているのですが、どうしたらいいか分かりません。
なにかいいアドバイスが欲しいです。
A.仕事が遅くなる原因と対処法について
まず、質問者さんがどうして仕事が遅いのか、その理由を分析することが大事です。
たとえば、作業をミスなく完璧にしようとし過ぎるあまり丁寧に丁寧に仕事をしたり、何回も身直し作業をしたりしていることが原因かもしれません。
こういう人は、遅いですがミスはまずしません。
そのため、まずは丁寧な作業をするということ自体は良いことだという自覚を持ちましょう。
その上で、あまり完璧さを求めない、もしくはミスをしても後から修正すれば良いという気持ちで仕事に取り組むことができるでしょう。
何回も確認作業をしているのであれば、1回で終えて次に進むといったルーティンの変更を試みましょう。
他の理由としては、スケジュール管理をしていないという点を挙げられます。
「この作業は○○時までに終わらせる」というスケジュールを作らないと、ダラダラと仕事をしてしまう原因となります。
それぞれの作業、処理についてこの時間までに終わらせると、細かく予定を組んでみましょう。
そうすると時間を意識した仕事ができるようになりますので、スピードアップにつながります。
別の原因として考えられるのは、仕事の仕方を工夫していないという点があります。
目の前にある作業をただなんとなくやっているだけとか、同じようなプロセスがある作業を考えもせずに別個にしていると仕事は遅くなってしまいます。
そこで、無駄のない作業をするにはどうしたらいいか、同じプロセスがあるなら同時並行的に流れ作業にした方がスピードアップするのではないかと考えて、進め方を工夫してみましょう。
それぞれの作業により効率的にできるコツというものがありますが、こうした工夫を重ねていくうちにだんだんとコツを覚えて素早く仕事ができるようになります。
大事なのは、漫然と仕事をするのではなく、もっと効率よくできる方法はないかと常に考えて働くことです。
やっている仕事の目標や目的を意識することも大事です。
この仕事をすることでより良い新商品を作り上げることができる、会社の売り上げに貢献できるといった目的を考えることで、優先順位を定めて無駄のない作業ができるようになります。