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部下が反抗的でそりが合いません

Q.部下が反抗的でそりが合わないので困っています

チームリーダーとして部下を数名抱えてプロジェクトを行っています。
この仕事自体は好きなのですが、チームの中にそりが合わない部下がいて、いつも反抗的な態度を取ってきます。
チームとしての仕事の方針や手順を決めても、なにかしら不満点を伝えてきたり、こうやってくれと言っても気に食わない様子です。

自分に当たるだけでなく、周りの人にも不満を伝えているようで、チームの雰囲気も悪くなってしまわないかと心配です。
こうした反抗的な部下に対しては、どのように対応したらいいのかと困っています。

A.部下の考えを知る

部下がいつも反抗してくる理由としては、部下が自分の方が正しい、能力があると考えているケースがあります。
営業職のような部署では、成約件数などの成績がダイレクトに数字になって現れます。
部下の方が良い数字を出していたら、相手が上司でも下に見てしまうというのも十分ありえます。
数字に出ない部分でも、上司の普段の振る舞いや人格、仕事の進め方などのうわべだけを見て低く評価してしまう人もいるのです。

別の理由としては、部下が自分勝手な性格をしているということも挙げられます。
他人が決めた方法や手順に沿うのが嫌で、とにかく自分のやりたいように働きたいと思っているわけです。
こういう人は、上司に対してだけでなく誰に対しても不満気にするものです。
上司だからと最初は従ってやっているものの、次第にストレスになってしまって、それが反抗的な雰囲気になって現れてくることもあります。

また、自分に注目してもらいたいという気持ちが関係している可能性があります。
とにかく他の人の意見にケチをつけて、自分の方が正しいとか、自分が仕事ができる人だというアピールをしたいわけです。

部下とあわない時の対処法とは?

まずは、どうして部下がそうした反抗的な態度を取るのか、その考えを知るようにしましょう。
やはり、しっかりと話し合ってお互いの気持ちや意見を分かり合えるようにすることが大事です。
その上で反抗的になっている理由に応じた対処を取ることができます。

そして、普段からこうした反抗的な部下とも、会話を意識することが大事です。
仕事上の話だけでなく、踏み込み過ぎない程度にプライベートの話をしてみるのも良いでしょう。
良い関係性を作ることができれば、信頼関係が生まれて反抗的な態度が和らぐでしょう。

上記に挙げた理由にもあるように、上司のことを信頼していないとか、自分のことを見てもらいたいという理由で反抗することが多いので、良い人間関係を培えば解決することが多いのです。
現状ではあまり良い関係とは言えないので、コミュニケーションを取るのは難しいと思うかもしれませんが、上司の方から近づかないとこうした関係を作ることはできません。