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仕事中に些細なことでイライラしてしまいます

Q.些細なことでついイライラしてしまうのをなんとかしたい

職場にいると、周りの人のことや仕事の進め方のことなど、ちょっとしたことでイライラしてばかりです。
後から冷静に考えると、どうでもいいようなことだったと思うのですが、その時はイライラが募ってしまって気分が悪くなります。

また、イライラしている時は同僚にも冷たく当たってしまうので、人間関係を壊してしまいそうです。
どうしたら、些細なことでついイライラする自分を変えていけるでしょうか?

A.イライラするデメリットを考えて具体的な対処法を取る

イライラするのがいつものことだと、自分を押さえるのが難しくなります。
まずはイライラすることで被るデメリットをしっかりと心に刻んで、イライラしそうな状況になった時にそれを思い出すことが大事です。
いつもイライラしている人は、周りの人から「あの人は自分の感情をコントロールできない人だ」とか「子供みたい」と思われてしまいます。
当然信頼されなくなりますし、できるだけ付き合いを避けようと思われてしまいます。

また、イライラは心を病ませるだけですし、体にも悪影響を与えます。
ストレスをため込むということですので、うつ状態を引き起こす原因ともなりますし、自律神経失調症や過敏性腸症候群などの症状をもたらすことさえあります。
イライラしているばかりでは、仕事に集中できずに効率がわるくなるというのもデメリットです。

こうしたデメリットを真剣に考え、自分の見方や感じ方を変えるための努力を払いましょう。
たとえば、自分と他人は違うという点を自覚することです。
人はみな、大事なことや気に障るポイント、楽しいと思えることなどが違うものです。
こうした違いを受け止めることで、人の言動にいちいち気を高ぶらせることがなくなっていきます。

また、気分転換する習慣を身に着けるのも良いでしょう。
イラっとしそうな状況になったらデスクの上を片付けてみるとか、立ち上がって何かを飲む、トイレに行って環境をリセットするといった具体的な方法を採りましょう。
イライラさせられるような状況に留まると、感情が高ぶってくるものです。
ちょっと気分が悪いなと思ったら、その場から去って仕切り直すのは冷静な気持ちを取り戻すのに効果的です。

他にも、イラつかせる人や出来事に目を向けるのではなく、自分のことに目を向けるのも良いでしょう。
何か嫌なことをされると、ついそのことばかりを考え続けてしまいます。
そうなると、イライラがいわば心の中で育ってしまうのです。
そうなる前に「今日は仕事が終わったら何を食べよう」とか「週末はあそこに遊びに行こう」など、思いを切り替えて自分のこと、特に楽しいことに思いを向けるようにしてみましょう。