by

私の年収は適正でしょうか

Q.長年勤めている割には給料が少ない気がします

今の会社に15年以上勤めています。
特に問題を起こすわけでもなく、仕事はしっかりとしてきましたし役職にも就いています。
特に仕事や職場自体には不満はありませんが、給料が低い気がします。

同じくらいの歳の人と話していると、自分よりも明らかに給料が高い気がします。
ネットで見ても、もっと高い年収が狙えるという情報が多いので、自分が果たして妥当な給力をもらっているのか心配になります。
どのくらいが自分に合った年収なのか、知る方法はありますか?

A.条件別の適正年収をチェックしてみよう

スキルや業種、実務経験年数、年齢などによって適正年収は変わってきます。
そのため、いくつかの項目に分けて、自分にとっての適正年収がどのくらいかをチェックしてみましょう。
まずは、業種ごとの平均年収を見ることで、ある程度の目安を付けることができます。

すべての業種をならした平均額は441万円となっています。
そのうち、比較的年収水準が高いのが、電気やガスなどのインフラ関係の企業で759万円、IT系で622万円、金融保険系で631万円となっています。
一方で、年収平均が低いのは宿泊・飲食業で251万円、農林水産業で312万円、サービス業で363万円です。
もちろん、こうした業種には初任給をもらう新人から、能力給で非常に高額の年収を稼いでいる人も含まれていますので、業種の中での幅はかなりあると考えられます。

年齢ごとの平均年収も、見てみると参考になります。
20代前半は267万円ですが、30代前半になると410万円となり、40歳前半だと476万円です。
やはり30代になるくらいが一番の伸び幅があることが分かります。

また、全体としてどのくらいの給料をもらっている人が一番多いのかというと、300万円代の年収となっている人が最も多く、約17パーセントに上ります。
これは年齢や業種に関係なく、すべての労働者を平均して見た平均値となります。
まずはこうした項目別の年収平均をチェックしてみて、現在の自分との差がどのくらいあるかを考えてみると良いでしょう。
それにより、自分への年収という面での評価が正当かどうかを判断しやすくなります。

その他の適正年収を知る方法としては、求人情報をチェックしてみるというやり方があります。
現在の自分の年齢やスキルレベル、業種に近い求人を探してみます。
複数の求人をピックアップして、それぞれの提示年収の平均を出してみれば、今の求人市場ではどのくらいの評価がなされているのかを知ることができるでしょう。

または、転職エージェントに登録して適正年収を診断してもらうのも良いでしょう。
転職のプロがチェックしてくれるので、より正確に把握できるはずです。