Q.自分の得意なことがなんなのか分からず悩んでいます
仕事をするなら、楽しくしたいですし長続きさせたいです。
そのためには、自分が得意なことを仕事にしたら良いのではないかと思っています。
でも、問題なのは自分でも得意なものがなにか分からないのです。
何か他の人に自慢できるものもないですし、資格や賞をもらったこともありません。
どうしたら得意なことが分かるのでしょうか？
A.これまでの自分の経験を振り返ってみよう
得意なことを仕事にするというのはとても大事なことです。
自分にとって良い仕事というのは、単にお金をたくさん稼げるだけではありません。
やはり自分自身が楽しくて好きだと思えるもの、そして得意なことが一番です。
不得意な作業や考え方が多い仕事だと、当然うまく働くことができないのでイライラしたり、他の人から指摘されて精神的に負担になったりしてしまいます。
長続きさせるのは難しいですし、周りの人からも評価されないので仕事で成功するのは厳しくなります。
そこで、質問者さんのように、自分の得意なことで働ける仕事を見つけるのはとても良いことです。
といっても、質問にもあるように「自分の得意分野が何か分からない」「そんなのはない」となやんでいる方は多くいます。
しかし、本当に得意なものがないわけではなく、自分ではそれに気付いていないだけということがほとんどです。
本人としては何気なく簡単にできるので、別にすごいとは思っていないものの、他の人からするとすごいことだと思われることもあるのです。
そこで、今までの経験を振り返ってみると良いでしょう。
特に学生生活や部活といったことだけに絞る必要はありません。
遊びや人との付き合い、育児や家事といった点、または趣味の分野で好きなことや上手にできることがないかを考えてみましょう。
今までにアルバイトをしたことがあるなら、その仕事も振り返ってみましょう。
アルバイトでは、その細かな業務を振り返ってみましょう。
一つの仕事の中にも、接客や電話での応対、パソコン処理、商品管理、文書作成などいろいろな業務もしくは作業があったと思います。
こうしたことの中から、いくつかのポジティブな気持ちになれることをピックアップします。
初めてやってみた時に特に戸惑うことなくスムーズにできた、その作業が簡単に思えたりスピーディーに終えられた、他の人から褒められたことがある、といった仕事はないでしょうか。
また、ミスすることなくできた仕事や、人から教わることもなく自然とできたこともあるかもしれません。
何よりも、やってみて楽しかったことや、今でも細かなことまで覚えている仕事なども思い浮かべてみましょう。
こうした仕事は自分にとって向いている得意な分野に入ると考えて、できる仕事がないかを探してみると良いでしょう。