ステップ1 サイトの目的を明確化しよう
サイトの制作で最も気をつけたいのがサイト自体の目的を明確化することです。
「そんなこと、当たり前だよ!」と思われるかもしれませんが、これが定まっていないサイトがとても多いのです。
現在稼働している国内のECサイトは、189万以上の数だと言われています。
189万のサイトの中から売り上げを上げていくには、ちょっとしたコンセプトのずれが命取りになります。
サイトの目的をハッキリさせておかないと、サイトを更新していくにしたがって途コンセプトがずれたり、サイトを訪れたユーザーが混乱してしまうことになりかねません。
そうなってしまうとせっかく運営しているサイトの存在意義すら危ぶまれることになります。
目的を考える際に必要な考え方
また、そもそも目的をどうするかについてもよく考えておく必要があります。
目的が本当にそれで良いのか、最も最適な目的なのかという事についても十分に考えていきましょう。
チームで仕事をする場合は意見を出し合って最も良いと感じたものにするのが良いですし、個人で決める場合にはなるべく何度も繰り返し考えるようにして、より良い目的を作り出すようにしましょう。
ステップ2 サイトの目的に沿った自然な導線づくり
具体的にサイトの目的とは、例えば、ECサイトであれば、情報を提供しながらも最終的にはサイト下部にあるボタンから資料請求を促したいというようなことです。
その目的を達成するには、訪問したユーザーが自然に導かれるような、流れを作り込んでいく必要があります。
やみくもに関連する情報を盛り込めば良いと考えてページを作っていくと最終的に出来上がるのはあまり成約が取れないページとなってしまいます。
必ず目的をハッキリさせ、その上で導線づくりとしての構成やコンテンツの内容を考えていくようにしましょう。
きちんと目的があるサイトは構成に流れがあり、お客さんに行動して欲しい流れに沿って読み進めてもらう事ができるようなサイトになります。
チームで仕事をする場合の注意点

チームで仕事をする場合にはメンバー全員がこの事について分かっておく必要があります。
全員で共通の目的に向かってサイトを作っていかないと、ひとつの部分がズレるだけでも何かピントが合っていないサイトになってしまいます。
これを防ぐためにはチームのメンバーでその都度ミーティングを行ない、なるべくズレがないように修正をかけながら仕事をしていくと良いでしょう。
一人で仕事を進めてしまうとそれだけズレが生じる可能性が高くなり危険です。
後から修正をするにはとても時間と手間がかかってしまいます。
比較的中長期間で手がけるデザインの場合は定期的にミーティングを行い、目的をもう一度共通認識として持ち直すようにすると良いでしょう。
個人で仕事をする場合の注意点
個人で仕事をする場合 も基本的には同じになります。
一人で仕事をしていると周りとのズレはないようにも思えますが、自分だけの判断で進めていると大きく道をそれてしまっても気が付きにくいものなのです。
そして、チームではなく自分で気付く必要があるので、そうした仕組みを持っておく事がとても大切です。
ズレが生じた時にも修正できるように、自分で見直しのタイミングを定期的に挟むようにしておきましょう。
予め決めておく事で見直しをしっかりとしながら進める事ができ、作り上げてから後悔するという事がなくなります。
ステップ3 サイトの運営方法
サイトの運営とは、単にお知らせをアップしたり、コンテンツを増やしたりすることではありません。
仮説を立てて、それをためし、結果の検証を行い、良くない部分を調整・修正するというプロセスを続けなければいけません。
いわゆる「PDCA」というメソッドに沿って運営することが大事なのです。
- Plan(計画)
- Do(実行)
- Check(評価)
- Action(改善)
定期的な分析と、次に改善するべき課題を洗い出し、サイトの質を向上させましょう。
以上、サイト制作で最も大切な3ステップを紹介しました。
目的がハッキリしたサイトが出来上がれば、それは大きな効果を生んでくれるサイトになるはずです。
ぜひ参考にしてみてください。